「マジメにお付き合いしたいのに、出会い系はなんかこわい……」
「せっかくいい感じになってたのに、お金ばっか使って全然出会えない!」
サクラや業者につかまってしまうと、お金も時間もムダにつかってしまいますよね。できれば出会いたくないものです。とはいえ、出会い系をする以上、一定の割合で存在します。
でも、サクラや業者の仕組みや見分け方を知っていれば、全然コワくありません。
そこで今回は、サクラや業者の特徴や仕組み、そのほか注意すべきユーザーの特徴をくわしくご紹介します。
またサクラや業者の見分け方を10のポイントに分けて書いているので、彼らの行動パターンをよく理解し、素敵な女性と出会えるように役立てましょう。
・サクラや業者の特徴や仕組み
・その他の悪質なユーザーの特徴
・サクラや業者の見分け方
この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。
1.出会い系にまぎれ込むサクラとは?
出会い系にまぎれ込むサクラは、一般ユーザーに多くの利用料を支払わせるために、運営企業が雇ったユーザーをさします。
そのためサクラはユーザーとやりとりをしていても、無理にやりとりを引き延ばそうとするだけで、実際に会って関係をすすめようという気はありません。
さらにサクラはかならずしも女性であるとはかぎりません。架空の女性ユーザーを演じる男性の場合も多いです。会話中は女性のふりをして、出会い目的の男性を盛り上げ、ユーザーに多く課金してもらうのが目的です。
このようなサクラのいるアプリはポイント課金制のものが多いのですが、まずはサクラの特徴をみていきましょう。
■サクラの特徴① 誰もが恋愛対象にあてはまるプロフィール
希望のタイプ
年齢 | 20代前半~50代後半 |
身長 | 150cm以上 |
スタイル | スレンダー~ぽっちゃり |
タバコ | 気にしない |
酒癖 | 気にしない |
年収 | 100万以上 |
交際ステータス | 独身/既婚どちらでも |
希望のタイプの年齢や身長、スタイルなどストライクゾーンがとても幅広いです。一般的に男性に比べて女性のストライクゾーンは狭いことがいわれますが、上に書かれているようなプロフィールは間口が広すぎます。この時点でなんかおかしいな…….と疑いましょう。
また多くのひとが恋愛対象にあてはまるプロフィールにくわえて、こんな美人が登録しているの!?と疑問に思うようなプロフィール写真を設定している人は特に注意が必要です。
このような場合、サクラや業者である確率が高いです。そんな美人が男に飢えていると思いますか?まずは冷静になって考えてみましょう。
■サクラの特徴②会話開始直後にデートの誘いをしてくる
チャット開始直後にデートのお誘いや連絡先の交換をしようと言ってくる女性もサクラである確率が高いです。
例えば「これから会えないかな?」「2人で会いたいから連絡先交換しよう」などの連絡がきたら「またサクラか」と疑いましょう。
見ず知らずの女性から「2人で会いたい」と突然言われますか?現実世界で起こりえないことがネット上で起こるわけがありません。ネットも現実世界も生身の人間とのやりとりです。
またサクラはデートのお誘い後、ユーザーが乗り気になれば会話の流れを変えてきます。
急に質問をしたり会話を引き延ばしたり、実際に会うことを先延ばししようとしてきたら要注意です。ユーザーのポイントがなくなりそうなタイミングまで引き延ばそうとします。
「自分は特別にもてている」と錯覚するのはやめましょう。サクラや業者はたくみな会話テクニックを使って、ユーザーとの会話を引き延ばしてきます。 じっくり時間をかけて相手のことを知り、デートの約束をとりつけられる相手を見つけるようにしましょう。
■サクラの特徴③相手は誰でもイイようなメッセージ
相手は誰でもいいようなやりとりのチャットを送ってきた場合も、サクラかもしれません。たとえば「ヒマだからメールしてみたよ!」といったメッセージが送られてきたときは気をつけましょう。
サクラの目的は、やりとりをなるべく引き延ばして、ユーザーに多くのお金を使わせることです。ユーザーの課金は運営企業を儲けさせることにつながります。
サクラであるかどうかを見極める場合は、次のような点を確認してみるのも効果的です。
2,その他の悪質なユーザーの特徴とは?【業者・キャッシュバッカー】
ここまではサクラについてくわしく解説してきましたが、出会い系にはほかにも気をつけるべき悪質なユーザーが存在します。以下では3つのタイプに分けてご紹介します。
■出会い系にひそむ業者とは?
業者はサクラとは少し性質が違います。サクラは運営会社が雇ったユーザーですが、業者は運営会社に隠れて会員とやりとりするユーザーです。
自社あるいは自分たちの商品やサービスを売るために営業や勧誘、詐欺などを行うひとたちをさします。多額のお金をだましとろうとする悪質なユーザーも多いので、サクラよりもたちが悪いかもしれません。
ひとくくりに業者といっても、さまざまな目的をもって、ユーザーに近づいてきます。
アドレス回収業者は、ユーザーからメールアドレスやLINE IDを聞き出し、聞き出した内容を迷惑メール送信業者や架空請求業者にわたしてお金を儲けるのが目的です。
一般会員のフリをして、出会いを求めるユーザーに接触してきます。より多くの連絡先を短時間で入手するため、やりとりの早い段階で連絡先交換を求めてきます。
サイト誘導業者は、チャット上でユーザーにほかのサイトを紹介し、ユーザーを登録させてサイト運営者からお金を儲けるひとたちです。
「ほかのサイトでやりとりをしましょう」とやりとりの早い段階で別サイトにアクセスさせようとします。悪質なものであっても、それを教えてくれる良心的な業者は存在しません。
紹介されるURLのなかにはワンクリック詐欺を狙うサイトやウイルスにかけようとするサイトもありますので、基本的に知らないURLにはアクセスしないようにするのがよいでしょう。
最後にご紹介する注意すべき業者は、出会い系アプリをつうじて、ユーザーとやりとりしようとする風俗業者。この手の風俗業者は正式の営業許可をとっていない違法業者の可能性が高いです。
やりとりの早い段階で「会いたい」「やりたい」という欲求不満を感じさせるメッセージを送ってきたり、プロフィール欄に性的な内容が書かれていたりします。
出会い系に登録した直後やログイン直後に、メッセージが送られる場合が多いので十分に気をつけましょう。
■マルチ商法やネットワークビジネスへの勧誘
出会い系アプリのユーザーには、マルチ商法やネットワークビジネスの勧誘をしようとたくらむ人たちもいます。男女の出会いではなく、ビジネス勧誘が目的です。
やりとりの最初のうちは一般会員のフリをしますが、デートの約束をするときにビジネス目的の特徴があらわれます。
たとえば「◯◯さんはすごく尊敬する人、一度会ってみない?」、「今度尊敬する人たちとパーティするのでぜひきてほしい」などのメッセージがきたら注意が必要です。
またオフィス近くのカフェやホテルのラウンジをデート先にする傾向があります。表向きはデートのようだけれども、そのままビジネスの紹介に流れることが多いでしょう。
■キャッシュバッカー
キャッシュバッカーとは出会い系アプリのキャッシュバックの仕組みをつかって、お金を儲けようとする女性ユーザーをさします。
出会い系アプリのなかには、一定の働きをした女性に現金やギフトカードを報酬としてあたえる仕組みを採用している会社があります。たとえば女性ユーザーが男性とメッセージのやりとりをしたり、男性が女性の画像を見たりすると、〇〇円をプレゼントするような仕組みです。
キャッシュバッカーはより多くの男性とやりとりをすればするほど、それに比例して受け取る報酬が多くなるため、サクラと同様になるべくメールを引き延ばそうとする傾向があります。
また可愛いもしくはセクシーな画像を多用している場合にも気をつけましょう。男性のアクセスを集めるためにわざと使用しているだけで、本人であるかどうかはわかりません。
3,サクラや業者の見極め方をご紹介【10のポイントで完全攻略】
せっかく純粋に恋人を探したくても、サクラや業者がたくさんいるなら、出会い系をつかいたくなくなりますよね。変な人にからまれたくもないし、無駄にお金をつかいたくもありません。
でもサクラや業者には一般ユーザーとは明らかに異なる特徴があります。あらかじめ知っていれば、トラブルに巻き込まれる確率を回避することができるので、安心してください。
それでは以下の3つの切り口から見分けるポイントをわかりやすく解説していきます。
■プロフィールから見分ける
まずはアプローチをしてきた女性のプロフィールに何が書かれているかを確認してみましょう。「希望のタイプ」の箇所にどの男性にもあてはまるようなことが書かれていませんか?
たとえば以下のような感じです。
・身長は150cm以上
・恋愛対象年齢は20代以上
・スタイルはどの体型でもOK
前述で「男性よりも女性のストライクゾーンは狭い」と書きました。一方でサクラや業者のプロフィール欄には、多くの男性にヒットするようなプロフィールが書かれています。この時点でおかしいなと疑いましょう。
また女性の職業がモデルやCAといった男性が好みそうな職業であったり、趣味が家庭的な内容になっていても注意が必要です。
普通に考えれば、そのような女性にアプローチする男性は多いので、女性からわざわざメッセージを送ってくること自体が不自然です。
女性のプロフィール画像が妙にかわいすぎたり、セクシーすぎたりしませんか?
一般的な男性であれば可愛い・綺麗な女性と付き合いたいと思うのは自然なことです。でも、まずは冷静になって考えましょう。
多くの女性にアプローチされておかしくないはずの女性がなぜ自分にメッセージを送ってきたのだろうか?
その女性が気になる場合は、サクラや業者である可能性を疑いつつ、「なぜ自分が気になったのか」尋ねてみましょう。あなた自身に関わる具体的な回答が得られればサクラではない可能性が考えられますが、ここでも万人受けするようなメッセージが返ってくればお別れをいいましょう。
■メッセージ内容から見分ける
出会った直後に2人きりで会おうとデートに誘ってくる女性はいますか?一般的な女性であれば、相手のキャラクターを知ったうえで、男性のデートに応じてくれることがほとんどでしょう。
でも出会い系アプリにはすぐに「会いたい」とアプローチをしてくる女性がいます。このタイプの女性は多くの場合サクラや業者である可能性が高いです。
メッセージにアダルトな内容が含まれている場合は、デリバリーヘルスのような風俗業者かもしれません。
正式に営業許可をとっていない個人や業者が、お客さん探しに出会い系アプリを利用しているケースが考えられます。
まともな精神をもつ女性であれば、最初から性的な内容をほのめかすメッセージを送ってくるはずはありません。
メッセージのやりとりを始めてすぐに、LINEの連絡先交換を求めてくる女性に遭遇したら、ほぼサクラや業者といっても言い過ぎではありません。
LINEのような1:1のチャットアプリは親しい間柄でやりとりする女性が多く、最初から教えたくない方も多いはずです。
相手の素性がわからないのに、女性から個人的な連絡先を教えてくれた場合は、まず別の目的があると疑ってかかりましょう。
チャットのやりとりの早い段階で、ほかのサイトにアクセスさせようとする女性ユーザーがいれば注意が必要です。サイト誘導業者の可能性を疑いましょう。
「そろそろ退会するから、~で話そう!」といったメッセージがきたり、LINEのような連絡先交換後に別のサイトを提案してくる手口があります。
リンク先のサイトにはウイルスが混じっていたり、ワンクリック詐欺の広告を表示させる悪質なサイトもありますので、絶対にアクセスしないようにしてください。
お話をしている女性ユーザーは会話をむやみに引き延ばそうとしていませんか?
たとえば「デートの誘いをしてくるにもかかわらず、肝心のデートの約束を取り付けるにいたらない」、「デートや連絡先交換の話の途中で、話題を変えてくる」といったような傾向がみられれば、おそらくサクラやキャッシュバッカーでしょう。
ユーザーに課金させようとあの手この手を使って会話を引き延ばそうとしてきます。2~3往復のやりとりをしてみて、無理に会話を長引かせようとしていないかどうかを検証してみましょう。
たまに女性と会話しているのに、会話がかみあわない場合があります。途中で話題がいきなり変わったり、不自然な返答をしてきたり….そのような場合はAIボットや自動返信ツールの可能性があります。
AIボットの類はムダにポイントを消費させて課金させることが目的ですので、やりとりが不自然に感じればすぐに中断するようにしましょう。
■実際に会った時に見分ける
実際に会った時に、商品やサービスの話をしてくる場合は注意が必要です。何かを売りつけようとしている可能性があります。
このパターンはマルチ商法やネットワークビジネスに関わる人達に多いです。デートの途中で「この商品で人生が変わった」「すごく健康にいい」「ご家族の病気は大丈夫?」などいってきたら、もしかしたら業者かも……?と疑いましょう。
デートの途中で何度も席を立ったり、スマホを何度も見たりするような人たちは業者かもしれません。
近くで待機している仲間と連絡をとりあい、何か商品を買わせたり契約をさせようとしているケースが考えられます。
デート中に「わたしには尊敬する人がいる」と第三者を紹介させようとした場合も、その方を通して何か商品を買わせようとしている可能性が高いでしょう。
4.まとめ
サクラや業者は一定の行動パターンをもっています。今回ご紹介した10のポイントを理解することで、サクラや業者であるかどうかを見極めることができます。
もし出会ってしまった際もご安心ください。サクラや業者に動揺することなく、すぐにメッセージのやりとりをやめるようにしましょう。彼らのためにムダに時間やお金を使う必要はありません。
素敵な女性との出会いを見つけられるよう、ぜひ役立ててください。
ライター名 ニンニン